2009年02月14日

赤ちゃんの下痢と便秘について

赤ちゃんは離乳食が始まると便秘がちになったり、ちょっとのことで下痢したりと、面倒を見ている親からみると悩みの種がつきません。そこで今回は下痢や便秘をしたときの対処法をお教えいたします。 

下痢のときのケア

 風邪などのときの下痢は一種の防御反応。体に入った細菌やウイルスを便によって体の外に早く出そうとしているのです。下痢が続いているときはこまめにおむつをチェックしてオムツかぶれでお尻が赤くなるのを防ぎましょう。

 

 POINT

@    汚れたおしりは温かめのお湯を浸したガーゼなどできれいにふき取りましょう。乾いたティッシュペーパーは使わないこと。

A    ガーゼで拭きとった後は暖かいお湯で洗ってあげるのが効果的。石鹸は汚れがひどいときに少しだけ使用する。

B    やわらかいタオルなどで拭き取る。湿気が残っていると湿疹などの炎症がおこりやすくなるのでしっかりと拭き取りましょう。

C    スキンケアをしましょう。薬用ローションやクリームなど赤ちゃんの肌にやさしい低刺激性のものを選んでケアしてください。

  

 下痢のときの食べ物はどうすればいいのでしょうか?

 下痢で失った体内の水分を補給するには、水分をたっぷりとあげます。水分を与えるとかえって下痢をするのでは?と思いがちですが、赤ちゃんは水分が不足すると急激に体力を失います。

 ただし一度にたくさん与えるのではなく、少量ずつ、回数を増やして与えるようにします。弱った胃腸に負担を与えないように、ぬるめの白湯、麦茶、番茶、イオン飲料、薄目のミルク、コンソメ、薄目の味噌汁、お粥、やわらかく煮たうどんなどが良いでしょう。リンゴは腸の粘膜の回復によいので擦りおろしたり、または果汁の状態で与えます。

下痢のときあげてはいけないものはなんでしょうか?

 ヨーグルト(ただし甘味がなければ少量ならOK)、乳酸飲料、炭酸飲料、牛乳、濃いミルク、オレンジなどの柑橘系のジュース、糖分の多い飲み物や食べ物、アイス、脂肪分の多いものなど。しかし乳酸菌飲料、特にビフィズス菌が含まれている飲料は、下痢で乱れた腸内環境を整えるためにのませることがあります。これは小児科の先生の指示に従ってください。

  

便秘の時のケア

赤ちゃんの機嫌や食欲が普段と変わらなければ、3日ほどの便秘は問題ありません。ただし、元気や食欲がなかったり、おなかが張っていたりしているようならば、浣腸をして便を出してあげるといいでしょう。便秘を防ぐ食事の工夫もしてください。

 

綿棒浣腸のポイント

@    おしりのまわりに広くおむつを広げ寝かせる

A    綿棒の先に少量のベビーオイルをつける。

B    肛門の周辺を綿棒でチョンチョンとつついて刺激する。便が肛門付近まできているときはこれだけで出ることがある。

C    出ないときは、綿棒を1cmほど肛門に入れ、ゆっくりと回す。10秒ほどかけて何回か回したら綿棒を抜き様子をみる。出ないときはもう一度くりかえす。

D    それでも出ないときは便をゆるくするグリセリンが入っている子ども用のイチジク浣腸を使う。内部のグリセリンを全部入れたら抜き、ティッシュペーパーで肛門を抑えておくと、じきに便が出てきます。イチジク浣腸はグリセリンの量でタイプがいくつかあるため、薬局で年齢を伝えて買うこと。便秘しやすい赤ちゃんなら、救急箱に常備しておくとよい。イチジク浣腸でも出ないときは小児科に相談を。

便秘を防ぐ食事

 母乳やミルクが足りないと、水分不足から便秘がちになります。また、ミルクが濃すぎる場合も、便は固めになります。母乳やミルクを十分与えているのに便秘になる赤ちゃんの場合はリンゴ果汁やオレンジ果汁をたっぷりあげましょう。

 離乳食が始まったら、食物繊維が多い野菜やイモ類、海藻をできるだけ食べさせましょう。消化の良いものばかり与えたり、食べる量が少ないと便秘になりがちです。乳酸菌の多いヨーグルトを一日一回食べさせましょう。離乳食中心になると、どうしても水分の摂取量が減り気味になるので、水分摂取量には気を配る必要があります。特に暑い夏にはご注意を。

便秘を防ぐ生活の工夫

オムツを替えるたびにおなかを「の」の字を描くようにマッサージしてあげると腸の動きが良くなります。昼間はできるだけ体を動かすようにしてあげます。歩きだす前ならハイハイをいっぱいさせてあげましょう。